警察官の早い回復を・・・。m(_ _)m
しかし、非常停止装置を周りにいた人が誰もおさなかったとは・・・。
今の日本人の心をよく表しているのではないか・・・。il||li _| ̄|○ il||li
我関せず・・・嘆かわしい話である・・・。
ほんの少し思いやる心を誰かが持っていれば・・・この惨事は防げたものを・・・。
こんな話を聞くたびに・・・昔のお節介すぎる近所の人を思い出す・・・。
って、年をとったということだろうか・・・。(´・ω・`)ショボーン
----- 記事原文掲載 m(_ _)m -----
踏切事故:非常通報装置、誰も押さなかった
東京都板橋区の東武東上線ときわ台駅で6日夜、自殺を図ろうとした無職女性(39)と、救おうとした警視庁板橋署常盤台交番の宮本邦彦巡査部長(53)が急行電車にひかれた事故で、ホームにあった非常通報装置を誰も押さないまま、2人は1分間ももみ合いを続けていたことが分かった。重体の宮本巡査部長は「正義感の強いお巡りさん」と評判。一夜明けた7日、回復を祈る人が交番を訪れ、小学校から折り鶴が届いた。
宮本巡査部長は、踏切内にいた女性をいったん交番まで連れてきたが、女性は飛び出し、遮断機が下りていた踏切に再び入って、「死んでもいい」と叫びながら線路を走った。宮本巡査部長は、線路にとどまろうとする女性を、ホーム下の避難スペースに押し込もうとしていた。女性は巡査部長の腕を振りほどき、線路から離れようとしなかった。電車にひかれるまで、もみ合いは1分も続いていた。
急行電車の接近に気づいた巡査部長は、電車に向かって大きく手を振り、「止まってくれ」と何度も叫んだ。しかし、ときわ台駅は急行の通過駅。電車はスピードを落としていなかった。「2人に気付いてブレーキをかけたが、間に合わなかった」と運転士は話しているという。
宮本巡査部長は意識不明の重体、女性は腰を打って重傷を負った。東武鉄道によると、女性が線路に入り込んだ踏切には、人や車を自動感知するセンサーが設置されている。遮断機が下りた後でも6秒以上立ち止まっている人や車に、センサーが反応し、40メートル手前の信号機が運転士に異常を知らせる。しかし、女性と、その後を追う巡査部長が踏切にとどまった時間は短かった。そのためセンサーは作動しなかった。
またホームには、4カ所にボタン式非常通報装置があった。誰かがボタンを押せば、1キロ以内にいる電車に警報を伝えることができた。しかしラッシュ時が過ぎたホームには、たまたま駅員がおらず、もみ合いを見ていた多くの利用客たちも、とっさの判断でボタンを押すこともなかった。
◇ ◇
宮本巡査部長は、熱心な仕事ぶりで、近所の人たちからも信頼されている。近くでうなぎ店を経営する男性(51)は、宮本巡査部長が進入禁止の道に入った車を追いながら、「止まりなさい」と大声をあげて走る姿を記憶している。「正義感が強いが、ふだんは気さくにあいさつする人で、親しまれている」という。
近くの主婦(45)は、不審者に追われて交番に駆け込んだとき、宮本巡査部長の対応を受けた。「『何かあったらすぐに相談してくださいね』と優しく声をかけてくれた」という。
交番には、近くの小学校から届けられた折り鶴が飾られた。同僚の警察官は「早く回復して。それがみんなの願いです」と一言だけ残し、寒風のなかパトロールに出かけた。