宮本巡査部長・・・本当に惜しい人を亡くしたと・・・。
公務員・・・いい加減な人もいるが・・・彼ほど任務に忠実だった人もいないのでは・・・と。
本当に惜しい人を亡くしたものである・・・。
今一度、ご冥福を・・・お祈りします・・・。m(_ _)m 合掌!
----- 記事原文のまま掲載 m(_ _)m -----
「もし自分だったらどうするだろう?」。そんな問いを胸に突きつけるニュースがある。自殺しようとする女性を身をていして助け、自らは電車にひかれた交番のお巡りさんの行動も、私たちの心にいくつもの自問を呼び起こした。
その警視庁板橋署常盤台交番の宮本邦彦巡査部長が意識不明のまま亡くなった。この間、交番の近所の住民からは140件を超える励ましの手紙やメール、千羽鶴や花束が届けられ、訃報(ふほう)が伝わってからは記帳の人々が交番を次々に訪れたという。
聞けば、亡くなった宮本さんは近くの常盤台小学校の子供らにとっては、けがをしたとき手当てをしてくれたり、自転車の故障を見てくれる「優しいお巡りさん」だったという。千羽鶴も子供たちが自発的に委員会を作り、全校児童が1人2羽を折って交番に届けたものだった。
子供や地域住民に愛されるお巡りさんのいた街は、また安心のぬくもりに包まれた街だったろう。体感治安の悪化が論議されるこの時代、宮本さんを悼む住民らの声は、信頼できるお巡りさんのいる交番が監視カメラやハイテク通報システムには代えられないことを物語っている
起源をたどれば江戸時代の自警制度である自身番や木戸番にまでさかのぼり、今では海外にまで広がった交番である。先年「空き交番」が大きな社会問題となり、その改善が目指されているのも、日本人の治安意識に交番が深く根づいているからだろう
宮本さんを線路に踏みとどまらせたのは、警官としての使命感か、ただ目前の命を救いたいとのとっさの思いか。もう当人の口から聞けない。だが、その交番のお巡りさんとしての行動は、どんな法や正義より奥深いところで人の世の秩序を支えているものを教えてくれた。
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